<2020.12.19.土>
いよいよ本番。約1年ぶりのフルの大会。小規模大会で、周回コース(というかU字型の折り返し)だし、沿道の応援もないけど、やっぱり大会は大会だ。ストレッチをじっくりして、アミノバリューをを摂取するルーティンの後、スタート地点にたつ。実際のフル参加者は105人だった。結構いるな、という印象。
1〜10km
走り出しは調子がいい。禁酒とカーボローディングが功を奏したか、足が軽い。1キロあたり4:15がサブ3ペースなのだが、4:05くらいで走ってもまだスピードが楽に出せる。「あれ、俺って、すごく走力がついているのでは?もしかすると、このままサブ3いけるのでは!確かにこれまで結構走り込んだし、スピード練習やったし」。
毎回陥るトラップ。今回も見事にはまった。練習でできていないことができるはずがない。それがマラソンの峻厳たる事実。それを見誤らせる悪魔がレースの始めには存在する。過信と希望的推測という悪魔。
10〜25km
少しペースは落ちてきたが、当初目標としていたキロ4:30は切っている。最初の貯金もあるから、この分ならサブ3は難しくても当初の目標はクリアできる。すこし余裕もある。ちょうど、この頃、同じ大会の親子ランに参加していた、娘の友達とパパとすれ違う。「頑張れ!」二人とも快調。二人に会い、少し元気になる。
25〜42.195km
向かい風がきつくなってきたように感じる。まだ、心肺は割と大丈夫。ただ、足が上がらない。足の筋肉がコチコチで、意に反して上がらない。当然、ストライドも伸びない。ちょこまかとした小走りになっているのがわかっているのに、足が上げられない。走り出しに感じていた快調さがうそのようだ。なぜだ、なぜだ。体の動きの悪い早朝に、かなりきつめのスピード練習はやってきた。でも、足が上がらない。寒さで足の筋肉が固くなっている、それもあるかも知れない。やっぱりロング走の量が不足していたか。そうだ、特にゆっくり長く走るLSD、最近やっていなかった。だから脚の筋肉に酸素を運ぶ毛細血管が十分形成されていなかった。。。。原因はその辺りか。もやもや考えながら走る。
30キロ過ぎで、パパ友が撮ってくれた走っているところ。腰が落ち、あごがあがり、苦しそう。バネも感じられない。理想のフォームとは程遠い。まだまだだな。鍛えなおさないと。
最後はもうこれ以上、なにも残っていないという状況でのゴール。
結果は、ガーミンで3:19:52、平均4:44分/km。105人中16位。
もちろん目標には達していないし、自己ベストにも到達せず。1年前のさいたま国際よりタイムが落ちていることに落ち込む。満足感や達成感はない。まあ、しょうがない。こんなときもある。
データや、これから押し寄せる体の痛みから、課題が見えてくるだろう。また、じっくり分析して次に生かそう。
ラン後、彩湖で娘の友達家族とのんびり散歩。彩湖はとても美しいところだ。
ともかく今日と明日は回復にあてよう。