〈2022.6.23〉
出張で長崎県東彼杵郡にあるホテルに来る。
昨夜8時ごろにレンタカーで着くも、周辺の数少ない食事処が休業日で、ホテルの中のレストランも休業中で途方に暮れる。
山の中で周りは漆黒の闇。本当に闇。
レンタカーを大分走らせて、やっとこさみつけたファミレスで食事にありつけはしたものの、長崎まで来てファミレスとは少々さびしい。帰りにコンビニも見つけたので、ビール買って部屋で飲みはしたのだが、ちゃんぽんをすすり、餃子をつつきながら、飲む夢は崩れる。
もう少し調べてくればよかった…。
早朝、あまり期待せず、シューズを履いてラン開始。
あれ、川沿いにロードが整備されている！
景色がいい！ カラー舗装路！ 風が心地よい！
一気にテンションがあがる。
昨日の闇の中には、こんないい道が隠れていたのか。
波佐見は波佐見焼という焼き物の町。橋の銘板にも、焼き物が使われている。
川沿いには桜が植えてあるのだが一本の桜につき、一つの陶板プレートが置いてある。誕生祝い、入学祝い、銀婚式の祝い、数百本はあろうと思われる桜の一本一本の根元に置いてある。
ここには、人の希望、感謝、ねぎらいといった善意が溢れている。時折陶板プレートを目をやりながらながら、なんだかとても温かい気持ちになり走る。
川沿いを6キロほど行って帰り、合計12キロ。
なんていい道だ。
昨日は、ここに泊まったことを後悔してしまったが、また、いつかこの道を走りたい。
ちゃんぽんは、仕事先の有田の町で食す。あっさりめだがうまし。
ちゃんぽんとチャーハンのセット
