【RUN】書評:ランナーズ v.s. ランニングマガジン クリール 2021年1月号 読み比べ

ランナーズはかれこれ5年くらい、クリールも1年ほど継続して購入している。
2021年1月号を比較して、読んでみたいと思う。

【誌面内容】
<ランナーズ>
プロランナー対談 鏑木毅×川内優輝
「夢を追い続ける!」

川内優輝さんは有名な元・公務員ランナーだが、鏑木毅さんも、日本のトレイルランの第一人者で、マラソン界隈ではすごく有名な人。どちらも、公務員を経てプロランナーへ転向している。なぜ、安定を捨てて勝負の世界に入っていったのか、どのように挫折を乗り越えたのか、プロに転向してからどのように戦っているのか、とても示唆に富む内容だった。すごくいい対談だった。

ランナーズ、ほかに面白かったのは
「コロナ禍でも 寝ても覚めてもサブスリー」
10月24日に開かれた「葛飾あらかわ水辺公園Trial Marathon」で、サブ3を達成できた人、惜しくもできなかった人の練習内容などをそれぞれ見開きで紹介。この比較が面白かった。

<ランニングマガジン クリール>
長く”速さ”を持続させる方法とは?
スピード持久力を高めよう

スピード持久力」を特集。スピード持久力は、正式は学術用語にはないらしいが、「マラソン後半に失速しない能力」(丹治史弥氏)となるようだ。
スピード持久力を育むために、「60分ファルトレク」「30秒全力走+30分ビルドアップ走」のほか、新谷仁美選手インタビュー、という構成になっている。

特に面白かったのは、新谷選手のインタビュー。新谷選手は、意識的にペースを変えた練習をしているという。1,000mのインターバルでは、600m速くいき、400m少しペースを落としていくなどしているという。実際のレースでは、他の選手との駆け引きでスピードを出したり、落としたりするので、変化走が実践的な練習なのだという。負荷の高い変化走は、市民ランナーにも、効果的な練習なのだという。

クリール、ほかに面白かったのは
「スカイランナーが伝授 上り坂&下り坂の走り方」
上り坂、下り坂の走り方はいつも悩むが、トレイルランナーの解説がわかりやすかった。

ランナーズは、人物に焦点をあてた特集、クリールは技術・テクニックとなっている。

【別冊付録】
今月号は、2021年度のランニング日誌が付録でついている。

左がランナーズ 右がクリールの日誌
ランナーズの日誌
クリールの日誌

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ランナーズ 2021年1月号
発行:アールビーズ

ランニングマガジンクリール 2021年1月号
発行:ベースボールマガジン社