【RUN】大会結果:葛飾あらかわ水辺公園トライアルマラソン

〈2021.3.27.土〉
今期最後の勝負レース
今シーズン最後となる大会、葛飾あらかわ水辺公園トライアルマラソンに出走した。目標は3時間15分を切り、プライベートベストを更新すること。

JR新小岩駅で降りて会場に向かう。風は比較的おだやか。日中の気温は上がりそうだが、走り始める前は、少し肌寒いくらい。駅から、荒川を渡り、歩いて15分ほどで葛飾あらかわ水辺公園に到着。

敷地内に入る前に、手指消毒、検温、健康チェック表を提示。

公園内に入り、着替える。更衣室は女子のみなので、屋外で着替える。今回の大会には、ラン仲間のiさんも参加。公園で見かけてあいさつした後、軽くアップジョグ。

いよいよスタート
気温、風などのコンディションはいい。これだといいわけはできない。今大会は、1周5キロの周回を8周+2キロ。周回数を考えていたら、メンタルがやられそうなので、そのときそのときの自分の走りに意識を向けようと思う。

ソーシャルディスタンスをとって、スタート地点に整列。すると2列後ろに、67歳のサブスリーランナーとして有名な谷義夫さんがいた。愛読誌ランナーズに毎月のように登場する、市民ランナー界の有名人。走行中は同じく60代サブスリーランナーの弓削田眞理子さんともすれ違った。
お二人に限らず、周りを見ると、相当走り込んでいる人たちが多い。体つきや所作でだいたい走力が想像できる。たしかに何もない河川敷をいったりきたりするのに好んで参加する人は、よっぽど人たちだ。応援もほぼない、景色も変わらない、それでも42キロももくもくと走るのだから。

1〜25キロ
スタートはウェーブスタート。間隔をおいて走り出す。すぐ谷さんを中心に、ひとつのまとまりができる。キロ4:10ぐらいのサブ3を目指すグループ。僕もエントリー時の目標はサブ3だったので、ここのグループでのスタート。今日は4:35をイーブンでいくつもりだったが、いつも悪いくせが頭をもたげる。「いけるとこまで、この集団についていってみようか。案外サブ3いけるかも…。」

しかし、今回は思いとどまれた。これまで一人フルや30キロ走から、42キロもたないことは火を見るより明らか。それでもいけるとこまで行って、後は根性で押せばいけるのでは!いや、そんなことは絶対にない。やっぱりついていってはだめだ。ペースを落とそう。4:20〜25に押さえ、もくもくと走る。メジャー大会と違って走る人が少ないので、同じペースで走る人がいない。なので、ガーミンのウォッチをちょいちょいチェックしながら、ペースを確認しつつ走る。

25〜35キロ
やはり、いつもここが辛い。ペースを維持するのがしんどくなってくる。決まって左臀部に痛みが出て、足が上がりづらくなる。きっとストライドも相当落ちているはずだ。そして日が照り始め、風が少し強くなり始める。ここは耐えるしかない。スタート地点には、ラン仲間のkくんが来てくれていて、エナジードリンクを手渡してくれる。少し、気力が戻る。

35〜ゴール
ここは本当に苦しかった。1周が長い。そしてここで、どこまで耐えられるかでタイムが決まる。38キロを過ぎる辺りで、3時間15分切りが難しいことを悟る。それでも、いけるとこまでいきたい。そこからガーミンを見ることはやめて、持てる力をだすことだけに注力する。
結果は、3時間17分24秒。さいたま国際マラソンで出した3時間17分31秒を7秒だけ更新できた!

7秒とはいえ、PBの更新。ランを始めて5回目のシーズン、毎年のPB更新は維持できた。この7秒は本当になにものからかのご褒美だと思う。モチベーションの維持に大きな意味を持つ。きつかったが最後までレースを捨てなかった自分に少し満足する。

これから春、夏、まだまだ、やるべきことは多い。それはそれで楽しみでもある。

ラン後、応援にきてくれたkくん、iさんとiさんの後輩とランチ。密を避けるため、テラス席にしたのだが、日差しがなく、なかなか料理も出てこず、ビールで心底体が冷える…。レース後はいつも肉が食いたくなるもので、僕がここに誘導してしまった。みんなごめん。